マイホーム思想に対する正気

【加賀藩 精神独立基盤 06】

マイホーム思想に対する正気
〜住宅ローンという名の永久監獄と、人の自由を奪う官民一体の罠〜

何が何でも新築マイホームを買わせようと、官民一体となって全力を挙げる激しい恐怖の扇動。衰退と縮小へ向かう現代日本の経済において、身の丈に合わぬ巨額の借金を背負い込むなど、正気の沙汰ではない。

そもそも、日本人が「何としても新築の家を持つ」という思考と行動自体、戦後の高度経済成長期に入ってから人工的に刷り込まれたものに過ぎない。それまでの日本人は借家か、せいぜい中古物件を融通し合って暮らしていた。ピカピカの新築自宅など、一代で成り上がった真の成功者だけに許された特権であったのだ。

この「マイホーム信仰」の正体は、外来の冷酷な資本主義——すなわち「獣の世」が仕掛けた集金システムである。敗戦によって言いなりとなった日本政府と天下り官僚、そして不動産・金融資本が手を取り合い、民草を永続的に支配するために広めた集金構造に他ならない。


一、「借金(住宅ローン)」という名の自由の剥奪

新築の家とは、莫大な余裕資金を持つ成功者が建てるものである。社会に出て間もない者や、十分な資産もない者に買えるはずがない。では、どうやって買わせるのか?

「借金(住宅ローン)」である。

このローンこそが、人を縛り上げる最強の鎖だ。経済的に縛り、土地に縛り、会社に縛り、そして何より——「人生の自由」の全てを奪い去る。

人は本来、身も心も行動も自由であるはずだ。しかし、35年ものローンを組まされた瞬間から、人はその自由と将来のあらゆる可能性を自ら手放し、檻の中へと入ることになる。


【官民一体の集金システムが刷り込む恐怖の呪縛】

これは獣の世、そしてその奴隷下僕たる官民の構造にとって、恐ろしく都合が良い。自分たちに絶対に逆らえない「真面目で従順な永久奴隷」が自動的に完成するからだ。あとはその奴隷に一生分の労働力を差し出させ、金利と維持費を死ぬまで搾り取り続ければよい。

  • 「マイホームを買わなければ一人前の大人ではない」
  • 「マイホームを買わなければまともな仕事はできない」
  • 「マイホームを買わなければ結婚も子育てもできない」
  • 「マイホームを買わなければ社会的に認められない」
  • 「マイホームを買わなければ老後に困る」

二、歴史を見よ:判断基準は「結果と事実」のみである

彼らはこのような幻想と恐怖を過剰に煽り立て、あなたに判を押させようと迫ってくる。しかし、冷静に歴史を見よ。こんなものは完全なる虚構である。

日本人は、新築ローンなど存在しなかった数千・数万年の間、この星で最も自然災害の猛威が吹き荒れる島国において、いかにして生存し、子を育て、固有の種を存続させてきたというのか? 物事の判断基準は、感情ではなく「結果と事実」のみである。

ピカピカの新築の家が欲しいか?
ならば成り上がれ。
自力で莫大な現金を作り出し、一億円をポンと払えるようになってから新築を建てればよい。それができないのであれば、絶対に買ってはならない。

あなたが巨額の借金を抱えて破滅し、あるいは金利上昇で支払いに窮したとき、彼らはその家をはした金で叩き売りさせ、自らの資産として回収し、転売してさらに儲ける。これこそが獣の世の最終目的である。昨今の「老後は家を売って借家に住め」などという正気を疑う広告の文句は、奴らがもはや悪意を隠す気すらなくなった証左である。

結び:自らの足で立ち、人の正気を取り戻せ

借金をさせるのは奴らの罠だが、その借金の責任を負うのはあなた一人だ。

こんなやられ放題の不誠実な構造を、あなたはいつまで受け入れ続けるのか。

マイホーム思想という名の「人生を破滅させる甘味」を捨てよ。
自分の足で立ち、自分の人生を所有する「人の正気」を取り戻せ。

— 加賀塩之介 —


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